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テクニカルイラストの小ネタ集

はじめに

3DCADで製品の設計をするようになり、メーカー様内でもテクニカルイラストを比較的容易に作成できる環境が整いつつあります。

しかし、我々テクニカルイラストレーターは、ただテクニカルイラストを描くだけでなく、目的に合わせたイラストを分かりやすく表現するプロです。

この『テクニカルイラストの小ネタ集』では、本来ならば、プロに任せる仕事を迷いながら手探りで作業されている方々の参考になればと考えています。

テクニカルイラストの描き方、表現方法、3DCAD, 2DCADや実機からの制作方法や、Adobe Illustrator (Windows版) の使い方などを紹介します。

テクニカルイラストの当社の描き方講習もお請けしております。(5,000円/1h)【詳細は別途ご相談となります】

■代表者の略歴


テクニカルイラストについて

テクニカルイラストは投影法と言います。そのなかでも等測投影法 (Isometric projection: アイソメトリックともいう) が一般的で、基本線が30度になります。立方体では各稜線が等しくなり3方向の角度が120度になります。
一般の方が理解しやすいのは、プラモデルの組立図に使われてるイラストかと思います。家電商品に付属している『取扱説明書』で使われているイラストもテクニカルイラストです。
また、普段皆さんが見ている風景は、遠くなるほど線が点に近づくパース図 (透視図ともいう) と言います。

[等測投影法]




パース図(下記は2消点透視図)

これらの表現方法は、使用用途により使い分けます。

軸測投影法は、パーツカタログ (部品カタログ, パーツガイド) や組立て手順書など。パース図はマンションなどの完成予想図や製品カタログ用などヴィジュアル的を重視する図で活用しています。

[パーツカタログ用]




[製品カタログ用]

等測投影法

等測投影法とは、投影面に対して一つの面を平行に置き、水平面で45度傾けます。

そして、投影面に対して35度16分傾けた状態にする投影法です。

◎35度16分 (投影角θ) の計算式は下記のようになります。