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テクニカルイラストの小ネタ集

第15回:短時間でリアルなイラストを描く方法

今回は実際の仕事での事例を書いてみたいと思います。

ホイルメーカーのhpで車種を切り替えて、ホイルを表示させたいので、車をそこそこリアルなイラストで描けないか?とのご依頼です。

ホイルメーカーから依頼を請けたデザイン会社より、車種が多いので仕事が動いた時に、協力頂きたい会社を探されているところ当社にもお声が掛かった次第です。
一機種「約2時間ほどで」との事でしたので、イラストのレベルやその時間で描けるのか?を当社でも確認したいので、一度サンプルを提出する事にさせて頂きました。
先ずは、サンプルとして提出する車種の、お送り頂いた図面です。

では、この図面より当社が描いたイラスト手順を説明いたします。

着色する箇所を決めて線を描く

このように着色する箇所に線を描きます。
短時間で描くには、どこに線を入れれば良いか。どこに線を入れれば違和感なくリアルな感じのイラストになるかを考え、また、お客様より最終レベルのイラスト、お客様が描いた手法はお聞きしていましたので、それも参考にしました。
当社で、同機種の写真をネットで探し、参考にした写真です。



着色

当社はフォトショップは苦手なので、イラストレーターにて作成です。
ご依頼を頂いてから、車全体の着色は「グラデーションメッシュ」を活用するしかないだろうと考えておりましたので、迷いなく試してみました。

参考にした写真を見ながら、メッシュの数も最低限に抑え、色調を整えました。
ここでは、あまり時間を掛けず、細かな箇所を描いてから全体を見て、最終仕上げに多く時間を取る事にしました。

窓やハイライト箇所を描く

車の窓、ドアの切れ目に線を入れる。
窓に関しては、簡単なグラデーションで作成。
これに合わせ、全体の濃淡や色調も変えて行きました。

ハイライト箇所、ドアノブ、立体感や車種の特徴が出る箇所のみに線を入れるよう注意しながらの作業です。
グラデーション、ぼかし、透過などを活用して、全体的に違和感が出ないように調整しました。

ヘッドライト等は写真にマスクをかけて仕上げるとの事でしたので、そのように配置。
タイヤ箇所を抜いて、写真を見ながらの最終仕上げです。

色の変更はフォトショップで行う(お客様よりご提供)ので、グレースケールに変更。イラストレーターでの作業はここまで。濃淡を強めにして最終調整です。

お客様よりご提供頂いたフォトショップのデータより、数種類色違いで描き出してみました。
今回はお客様の仕様に基づき、短時間でイラストを作成する方法でした。時間を掛ければもっと良くなると思いますが、あくまで仕事としてのサンプルです。
短時間で描いたり、リアルなイラストを、グラデーションメッシュを活用するのが有効です。

このりんごもグラデーションメッシュで描いたイラストです。自然物を絵画のように描くにも有効ですね。