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テクニカルイラストの小ネタ集

第7回:3Dデータからテクニカルイラストの制作について

2014年初めてのテクニカルイラストの小ネタです。
今回は3Dデータより制作する方法を記載します。
今回も身近にあった『テープカッター』を題材にします。(手抜きと思われても仕方ないか…)
でも、モデリングはしましたよ。

3Dデータの特徴

3Dデータは下記のように、どのような角度からでもデータを書き出すことができます。(イラスト(ベクトルデータ)にできます)




となれば…。
実物からイラストを描く場合、3Dデータを作っておく方が早い場合があります。
当ホームページで記載していますが、当社はケースバイケースで早く描く方法で対応しています。
3Dデータを作った方が効率的なのは、色々な角度からイラストを描かないといけない場合ですね。
それと、今後も利用する事がありそうな部品や商品は、3Dデータを作っておけば、後々簡単にイラストが作成できます。

3Dデータから2Dデータへ

さて、3Dデータを作ったは良いですが、Adobe Illustratorに取り込めなければ意味がありません。
まず3Dソフトよりdxfデータに書き出します。
下記は、書き出したdxfデータをIllustratorで開いた状態です。

3Dデータの特徴ですが、アールの終点に線が入ってしまいます。
そのような線を削除する手間はありますが、このようにモデリングしておけば、簡単に線画になります。
ちょっと手を加えれば下記のように…。

また、3Dモデリングする場合は、パーツ単位でモデリングしますので、下記のような組立図にも使えます。(パーツカタログでも使えますね)

このように、色々な資料に使う場合も3Dデータを作っておいた方が早いと思います。
ただ、モデリングするのに時間がかかるような複雑な商品は、写真トレースや、図面から描いた方が良いかと思います。
ここまでくれば(Illustratorに取り込めれば)後はなんとでもなりますね。

今年初めての小ネタとなりましたが、今年も頑張って…続けます!
今後もよろしくお願い申し上げます。