design & illustration : pageup

テクニカルイラストとDTP,マニュアル・パーツカタログ制作の株式会社ページアップ TEL:06-6948-6780 

テクニカルイラストの小ネタ集
2015年10月26日

第12回:クリッピングマスクについて

今回は「クリッピングマスク」に関して記載します。
「クリッピングマスク」は、短納期の仕事や、制作時間の効率化を図るには必須のツールです。

サンプルイラスト


・『クリッピングマスク』の説明用のイラストを、簡単に描いてみました。

プリンタ


・題材はプリンタ。
プリンタの各部の説明で『吹出し』を活用して名称を記載しています。その吹出し箇所で『クリッピングマスク』を活用しています。

クリッピングマスクの作成


・まず『マスク』(表示させたい箇所)するラインを書きます。下記イラストの『赤色』の円です。『クリッピングマスク』を利用すると『円内』だけを表示させる事が出来ます。


・クリッピングマスクは題材のプリンタ(グループ化しておきます)と赤色の円(プリンタより前面におく必要があります)を選択して「オブジェクト」→「クリッピングマスク」→「作成(Ctrl+7)」で作成出来ます。


・『赤色』の円の中だけのイラストになりました。

メリットとデメリット


・他の2つの吹出しも同様に作成した後に、配置すると完成です。


【メリット】
このように一つのイラストを、複数の吹出しに活用する事でかなり時間短縮する事が出来ます。
また、修正もケースバイケースですが、短時間で修正する事が出来ます。

【デメリット】
・慣れていないと修正が複雑になります。
下記は全てのクリッピングマスクを解除した状態です。


今回のサンプルは「3つ」しかクリッピングマスクを活用していませんので、あまり複雑では無いですが、それでも慣れていないと戸惑うかと思います。

・データ容量が大きくなります。
クリッピングマスクは、あくまでマスク(隠している)しているだけですので、データ容量は大きくなります。

クリッピングマスクを利用しない『吹出し』の作成


・クリッピングマスクを使わない場合は、不要な線を削除します。
その場合は「ライブペイント」(4.Adobe Illustratorライブペイントの活用方法も参照ください) 「オブジェクト」→「ライブペイント」→「作成(Alt+Ctrl+X)」でライブペイントモードに入ります。
「オブジェクト」→「ライブペイント」→「拡張」とすれば『円』とプリンタの接する箇所にポイントが出来ます。


ポイントが出来ましたので、下記のように簡単に不要な線を削除出来ます。



ライブペイントは、作業内容や後々の修正を考えて利用する事が、重要である事を、ご理解して頂けたかと思います。

次回は、来年春ぐらいにアップする予定です。

次回の『テクニカルイラストの小ネタ集』
次回は、Adobe Illustratorの小ネタについて書く「予定」です。来年もよろしくお願い致します!