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テクニカルイラストの小ネタ集
2014年5月16日

第9回:マニュアルについて

今回は少しテクニカルイラストでなくマニュアルについて書こうと思います。
題して、マニュアル(取扱説明書)は日本的?

マニュアルは必要

マニュアルは商品の添え物のように、同梱されていますが、開梱すると一番先に目に付く
ところにあるのがマニュアル。先ずはお客様に読んで欲しいためでしょう。
でも、企業は取扱説明書にかける費用を少なくしようとします。
内容にさえ力を入れない企業もあります。
なぜか?
当然ながら取扱説明書を制作するにはお金がかかる。
商品の価格は取扱説明書の費用も足された金額なので「安くて良いものを!」と言う時代
には、商品価格を下げなければならず、取扱説明書にかける費用(予算)も抑えようとす
るためですね。
ですが、ちょっと工夫して少しでも読みやすく、理解しやすく、検索性をあげようとする
企業も多いです。「お・も・て・な・し」ですかね。
商品に魅力があるのが前提ですが、マニュアルがお粗末だったりアフタサービスが悪いと
商品の魅力も半減するように思います。
「わかりやすく、読みやすい」取扱説明書であるならば、後々メーカーの印象も良くなる
と思います。
そのような事から当社はマニュアル制作会社として頑張っていきたいと考えています。

マニュアルは商品と保管するもの

さて、商品を購入された人は、マニュアル(取扱説明書)は見ないでしょうか?
良くメーカーさんに「どうせ取扱説明書なんて見ないんだからそんなんでいいよ」と言わ
れたりします。
確かにやたらと分厚い取扱説明書は見る気が失せますが、「いざ!」と言う時(トラブル
が発生した時)に取扱説明書を手に取ることはないでしょうか?
故障する頃は、数年経ってからが多いですので「どこで購入したのかな?」と忘れたりし
ます。そういった時にも、問い合わせ先が記載されている取扱説明書は保管しておいた方
が良いでしょうね。
話はずれますが、当社はカタログやちらしの制作もしますが、商品を購入してもらうため
に作るもの(販促品)ですので「日本的」とは違う感じがします。

閑話休題

取扱説明書は、ページデザインを良くして、目次を綺麗に整理するだけども、劇的に視認
性があがり、親しみのある取扱説明書になります。
お客様にに対してよいイメージを持ってもらう。
その下支えとなるのはマニュアルではないでしょうか。私たちそう思っています。

ライティングの重要性

一言でライティングを語るのは難しいですが、過去実際にあった話を書いてみます。
とあるメーカー様の取扱説明書をご依頼頂いた時ですが、今まで制作していた物を見せて
頂くと、とてもとても分厚いのです。
なぜかと言えば、A4サイズの取扱説明書なのですが、ページをめくると最後まで一段組み
でした。
イラストもA4サイズいっぱいにドーンとあり、これでは印刷費用も、さぞかしかかるだろ
うなぁと思いました。
目次はと言えば『章タイトル』が30項目ありました。
「これはアカン」と思いお金度外視で (お客さんの予算もありましたので) デザインから
見直しさせて貰いました。
先ずは、商品を理解するところからです。(これが一番重要です)
お客様も「前の業者はこちらでイラスト用のデータを用意しないと出来なかったけれど、
おたくは3Dデータさえ渡したら内容を理解して描いてくれるので助かるわ」と言ってくれ
ました。
その後は、過去の取扱説明書も熟読して、先ずは章タイトルの見直しをしました。30章
あったタイトルが、およそ半分になりました。
30もあると、お客様がそこから見たいページを探すのに苦労しますので、適切な数では
ないですね。
ページデザインも二段組のページを作り、不要な内容と思われる箇所、重複して記載して
いる箇所、など洗い出し、 内容を綺麗に整理して約3/5頁ぐらいにしました。
章タイトルを「お客様がする行為」「お客様が探す内容がそこに書かれている」と分かる
ようにタイトル名も変えました。
出来上がった印刷物をもった感じはとても軽いです^^。
お客さんも「薄くなったなぁ~」と喜んでおられました。
そりゃそうですよね。印刷費用 (オフセット印刷です) もお安くなり、見やすくなったの
ですから…
目的は、ページ数を減らすのでなく「分かりやすく」「見たい内容を探しやすくする」事
ですが、印刷費用など多少でも安くする工夫は必要ですね。
さて、ライティングはマニュアル制作では非常に重要なのが伝わりましたでしょうか?

今回は、我々の仕事である『マニュアルについて』書かせて貰いました。
次回からは、テクニカルイラストについて書いていきますのでよろしくお願い致します。

次回の『テクニカルイラストの小ネタ集』
次回からはテクニカルイラストについて書いていきます。今回も見て頂いてありがとうございました。